顎関節症とは

顎関節症(がくかんせつしょう)とは顎関節に発生する、開口時の疼痛 、開口時の関節雑音、開口制限を特徴とする症候群のことです。
わかり易くいうと、あごが鳴る、口が大きく開かない、あごが痛む、という顎関節に障害が起きた状態のことです。
「硬いものを食べたらあごが痛くなったがしばらくしたら治った」という程度の軽い症状を含めると日本人の二人に一人は何らかのあごの異常の経験があるのではないかとも言われてます。このように放っておいても自然に治るものもあり、必ず悪化していくという疾患ではありませんが、重症になると手術が必要となったり、症状もめまいや痛みなど全身に及び、開口障害により食事の摂取が困難になったり精神的にも影響を受けるなど、日常生活に支障をきたすほどの症状になる場合もあります。
患部を安静にする、問題のある生活習慣を改善する、薬を服用するなどの治療で80%の人はよくなっているそうです。
若い女性に急増中と言われる顎関節症ですが、実は生活習慣や、姿勢や食べ物など、人間の体全体を見直すことが必要であるという警鐘が含まれている現象なのかもしれません。

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顎関節症の原因

顎関節症の原因は、噛み合わせの異常にあると言われていましたが、今は多様な原因による咬合異常や筋緊張に起因するといわれています。 また、生活習慣や仕事のストレスなどさまざまな原因が積み重なって、ある耐久限界を超えたときに発症すると言われています。
耐久限界にも個人差がありますので、同じ顎関節症の原因となる生活習慣を行っていても顎関節症になりやすい人となりにくい人がいます。
また最近顎関節症は増加しており、それも若い女性など若年層に増えています。
この原因は近年の柔らかい食べ物が多い食生活により「噛む力」が弱くなっていることが関係しているのではないかと言われています。
伝統的な日本食に比べ、洋食などの柔らかい食事は噛む力も噛む回数も少なくてすむので、顎が運動不足になり筋肉が衰えてしまっているのです。
そのため顎が顎関節の動きをしっかり支えられることができず、顎関節症が発症しやすい素地を作ってしまうわけです。
また子供の頃からこういった生活習慣を続けるということは、骨格や筋肉の発達にも影響があると思われます。
顎を退化させないよう生活習慣を見直すことが必要でしょう。

顎関節症の治療法

通常、顎関節症の原因は『アゴの筋肉の過緊張』と考えられていますので、一般的な治療としては筋肉の緊張をとるために、マウスピース・スプリントの使用、消炎緩和剤・筋弛緩剤などの薬や電気マッサージ治療が施されます。
しかし、これらの治療では『アゴの筋肉の過緊張』が起こる原因そのものを取り除いていないため、治療をしても、顎関節症が再発してしまうケースも多いのです。
口腔外科ではときに『顎関節』を切り取る手術を行いますが、顎関節症はなくなりますが、それ以上の副作用が起こる可能性もあります。
顎関節症の根本原因を、『顎関節』にあると考えている限り、顎関節症を完治させることはむずかしいのです。
顎関節症は、実は生活習慣によって引き起こされていることが多いため、患者自身が行う生活習慣の改善は、とても治療効果が高いと言われます。生活習慣を改善することで、症状の治療とともに再発の予防にも繋がります。
自宅で、自分で日常的にできる生活習慣の改善方法としては、・歯を接触させない・硬いものは食べない・口を大きく開けない・マッサージをする・姿勢に注意する・うつ伏せで寝ない・・などがあげられます。

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